アベノミクスが失敗であるなら次は何をするのか
いよいよ12月2日に衆院選の公示が行われ、選挙戦が熱くなってくる。
先日は公示に先立ってネット討論会が開かれ、8党の党首が議論を繰り広げたところだ。
しかし、この討論を見ていても、そして街中で聞こえてくる候補者の声を聞いても、どこもかしこもアベノミクスが失敗であることを謳っているのである。
いつから政治家は批評家となったのだろうか。
批評するのは、マスコミやどこぞの大学教授のような人たちだけで十分である。
政治家は自身の政策を並べるのみで、並んである政策の中からどれが一番良いかを判断するのは有権者の役割だ。
それをさも自分たちは批評家をきどってアベノミクスの失敗を謳い、レッテルを貼ることで相対的に自分たちが優位に立てるとでも思っているのだろうか。
既に有権者の多くは、過去、民主党政権に任せた結果を身にしみているのか、これらの声には冷ややかな目線で見ていることであろう。
今の日本国民にとって不幸なことは、アベノミクスが失敗したかどうかではなく、アベノミクスの政策に対抗しうると国民が感じられる政策が、どの党からも出てこないことではないかとパンダ的には感じている。