ニュース批評「パンダーランド」

パンダさんによるニュース批評ブログです。

2014年映画館で観た27本の映画を評価する

2014年も残りわずか。

今年は今の時点で、映画館で観た映画が27本。2週間に1本観ている計算だ。

まぁまぁ観れたほうなので、今年観た映画を振り返り☆で評価していこうと思う。

なお、邦画が多いので「映画マニア」の方からするとお叱りを受けるかもしれないが、そこは趣味の違いということで・・・。

 

以下映画の公開日順で評価。星5つが最高得点とする。

 

トリック劇場版 ラストステージ ☆☆
ウルフ・オブ・ウォールストリート ☆☆☆☆
偉大なる、しゅららぼん ☆☆
アナと雪の女王 ☆☆☆
名探偵コナン 異次元の狙撃手 ☆☆☆☆
WOOD JOB!〜神去なあなあ日常 ☆☆☆☆
万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳- ☆☆
どうしても触れたくない ☆☆☆☆
ゴジラ ☆☆☆
わたしのハワイの歩きかた ☆☆☆☆
マレフィセント ☆☆☆☆
パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト ☆☆☆☆
思い出のマーニー ☆☆☆
STAND BY ME ドラえもん ☆☆☆☆
グレート・ビューティー/追憶のローマ ☆☆☆☆☆
LUCY/ルーシ ☆☆☆
ルパン三世 ☆☆☆
リトル・フォレスト 夏・秋 ☆☆☆☆☆
フライト・ゲーム ☆☆☆☆
リスボンに誘われて ☆☆☆☆
ぶどうのなみだ ☆☆☆☆☆
グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 ☆☆☆
シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸 ☆☆☆
小野寺の弟・小野寺の姉 ☆☆☆
ブラック・ハッカー ☆☆☆☆
日々ロック ☆☆☆
寄生獣 ☆☆☆☆


今年最も良かったのは、「グレート・ビューティー/追憶のローマ」だ。

割とアート的な要素が強いので、好みは分かれるであろうものの、ローマの美しい風景と、けだるい時間の流れが心地良い作品。映画の世界にずっと浸っていたいと思わせてくれる。

 

続いて、「リトル・フォレスト 夏・秋」と「ぶどうのなみだ」が並ぶ。

この2作品はともに邦画。

リトル・フォレストは、橋本愛が田舎で農業に励みながら四季折々の土地に根ざした食材で料理を作っていく。ただそれだけだが、観ていて落ち着く。そして憧れる。

ぶどうのなみだも、北海道の大自然の中でワインを飲みたくなる。

 

どうやらグレート・ビューティーも含めて、私は自然が美しい映画が好きなようだ。

そして食。

共通するものがある気がする。

 

以上星5つの3作品だ。これらは全てもう一度時間を置いて観たいと思う。

 

惜しくも星4つだった中では、「WOOD JOB!」「わたしのハワイの歩きかた」は上記星5つの作品と同様で自然が美しい作品だ。

アクションやミステリー等は好んでは観ないタイプだが、「フライト・ゲーム」「ブラック・ハッカー」の2作品は、観ていて惹き込まれ、そしてラストの展開も予想できない内容で純粋に面白いと思える作品であった。

特に「ブラック・ハッカー」は常時パソコンの画面内で全ての物語が進行していくというスタイルで、最初は見づらいかと思ったが、すんなり見入ってしまった。

 

アニメ関連で言うと、コナンは安定の面白さだったのと、マーニーとアナ雪はまぁ普通かなというところ。

 

そして私の中で今年のMVP俳優は、染谷将太だ。

「ぶどうのなみだ」「WOOD JOB!」「寄生獣」に出演し、いずれも高評価。

今どき感もありつつ、しかし今の若手俳優とは一線を画すような演技で、「ぶどうのなみだ」の弟役は本当に素晴らしかった。

 

ちなみに今年はあと、「ゴーン・ガール」を観ようと考えている。

みんなも映画を観よう!

 

 

 

企業景気予測はそんなに悪化したのか?

内閣府財務省は10~12月期の法人企業景気予測調査を発表した。

それを受けて各メディアでは「前回から調査悪化」「中小企業はマイナス続く」とネガティブな報道をしている。

Twitter等でも、ネガティブに受け止めた人々のつぶやきが多く溢れている。

 

だがしかし、報道されているニュースの見出しだけで条件反射のようにつぶやいていないだろうか?

前回何%だったものがどれだけ落ちて、どのくらい悪くなったのかしっかり判断したうえでの発言だろうか?

 

まずはしっかりファクトを見る癖をつけるために、実際の推移を見てみよう。

以下は、第43回法人企業景気予測調査の企業規模別の景況判断推移だ。1月以降は見通しとなっている。

 

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確かに前回の判断に比べると、10〜12月は大企業から中小企業まで下がってきている。

ただし中小企業はほぼ横ばいだ。

また、来年の見通しは大企業・中堅企業は下向きになっているのに対して中小企業はやや上向きになっている。

 

今度は長期的な視野で見てみると、現在の位置は平成20年度の落ち込みに比べるとまずまずの位置にいると言えよう。

 

アベノミクスで景気がすっごく良くなる!と期待していた方からすると、今回の結果は期待を裏切られた結果であろう。

しかし、長期的に見ると今回の結果はパンダ的には「まぁいつもどおりだよね」くらいにしか感じないのだが、どうだろう?

(あくまでもパンダの物差しなので、別にこれが良い悪いを論議する気はない)

 

新聞の見出しは、数字の事実に対して記者の判断が入っている。

しかしその判断は見る人によって変わってくる。

今回言いたいことはアベノミクスを擁護するわけではなく、あくまでもその判断を鵜呑みにするのではなく、自分の物差しで数字を判断する癖をつけよう、ということだ。

 

YouTuberになるメリットとデメリット

トピック「YouTuber」について

 

テレビでヒカキンを始めとしたYouTuberのCMが流れ、一躍YouTuberブームに火がついた。

それとともに、YouTuberに対する賛否の論議も起こっている。

そんな中今一度YouTuberになることのメリットとデメリットを整理したいと思う。

 

YouTuberになるメリット

・一定のコンテンツが貯まると、不労所得が得られる

コンテンツは財産に似たようなもので、動画をアップした後も継続的に視聴されればしばらく経った後も収益が発生する。コンテンツが貯まれば貯まるほど、その金額も積もっていくだろう。

また一度ヒットすると、労働に対する収益性は高くなっていく。

 

・本業以外の収入源を得られる

専業ではない人にとって、YouTuberとしての収入を得ることは非常に大きな一歩であると言える。

今の時代、終身雇用制の崩壊などにより、一つの職だけで収入を得るよりも複数の収入源を確保することは、将来のリスク回避になる。

また将来的に起業したいと考えている人にとっても、0を1にすることは重要な前進であるとも言える。

0の状態の人はしばしば批判する側に回るケースが多いが、一歩踏み出した人間にしか分からないものも多くある。

 

・自身のブランディングに繋がる

YouTuberに求められるものは、動画を撮る技術だけではなく、企画力やマーケティング力も必要となる。

個人でこれらの能力を使い動画をヒットさせるということは、それなりにスキルがある照明ともなる。

また動画の内容にもよるだろうが、自分がこういうことをやっています、と言えるということは自身のブランディングにも繋がり、他の仕事を呼びこむことも可能となるであろう。

 

YouTuberになるデメリット

・不確実性の高い収入源

これは他のプラットフォームで収入を得ることも同じだが、YouTubeの手のひらの中で収入を得ているようなもの。

いつYouTubeの方針が変わり、収入が激減するかも分からない。

また検索ロジックが変わって動画が見られなくなる可能性もある。

YouTuberとしてだけで継続的に仕事をしていくということは、非常にリスクが高い。

仮にヒットしたとしても、すぐさまそれをきっかけに他の収入源に繋げるかを見出す必要がある。

 

・周囲から批判を受けやすい

ここ最近CMが流れるようになり、ヒカキンやMAX村井など批判の対象となる向きも感じられる。

批判の内容を見ていると、ほとんどが論理性に欠けるものばかりだ。

急にヒットしたこと、楽して収入を得ている(と思われている)こと、が嫉妬を招いているようにも見える。

また、中高年の方に対してYouTuberという職を説明しても、なかなか理解されづらいであろう。

世の中、新しいものが出てくると必ず叩く人は存在するし、受け入れられるまでに時間はかかる。

そんな中であっても道を突き進むからこそ、アーリーアダプターとしての意味合いがあるのであろうが、それは茨の道かもしれない。

 

・成功者はほんの一握り 

YouTuberであろうがプロブロガーであろうが、成功して収入を得ているのはほんの一握りの人間である。

必ずしもCMに出ている人のようになれるとは限らない。むしろ成功しない確率の方が高いとも言える。

あまり夢を見過ぎないほうが懸命である。

だがしかし、ちょっと始めてみて「儲からない」とすぐに諦めてしまっては成功しない。

愚直に継続することこそが成功の秘訣でもある。

 

 

以上がメリットとデメリットだ。

パンダ的には、ブログと一緒で「あくまでも趣味として継続してやってみる」ことをオススメしたい。

 

白票を呼びかける不満だけの有権者は民主党よりも民度が低い

トピック「自民党」について

 

衆院選挙を目前に控え、TwitterFacebookでも選挙に関する様々な論議が巻き起こっている。

 

しかし、その論議を見ていると、ただただ辟易とする内容も多い。

 

最たる例が話題になっている、「日本未来ネットワーク」だ。

「白票」を「社会を変える力がある」として、白票を呼びかけている。

自民党にお灸を据えるためにも白票を投じるように呼びかけているコメントも多い。

 

白票信者の方の中には、とにかく今の政治家は信じられないなど、不満一辺倒の有権者も目立つ。

 

では何故不満がある人は、自分たちが立候補、もしくは自分たちの理想とする人を候補として立てないのであろうか。

某国のように共産主義であったり、立候補する人が主義により制限される国ではない。

さも自分は「投票する側」の人間として審査員席に座っているかのように振る舞うが、有権者=審査員ではない。

 

自分と同じ考えを持つ御神輿を一緒に担いで初めて、祭り事(政)に参加したと言える。政治家は同じ御神輿を担ぐメンバーの中から選ばれた代表であり、その御神輿に集まるメンバーはある意味一蓮托生だ。

 

どの御神輿も担がずに、審査員席で「あの御神輿はダメだね」と評価している人は有権者ではなく、ただの批判家であり政治に参加している気分のようだが全く参加していない。

白票を呼びかける行為も同様だ。

 

そういう意味では、つたない御神輿かもしれないが自分たちで御神輿を作って担いでいる民主党の政治家やその支援者の方が、よっぽど立派であると言えよう。

 

今ある御神輿を担げないなら、自分たちで新しい御神輿を作れば良い。

 

あなたもこのお祭り、ただ傍観するのではなく御神輿を担ぐメンバーになってしっかり政に参加しよう。

【セコい速報】公職選挙法で氏名入りのぼり禁止の結果・・・

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氏名が何も書かれていない、オレンジ色ののぼりが街中に出現。

その周りでチラシを配布する選挙スタッフ達。


ちなみに応援していた候補者は、東京15区で維新の党政調会長柿沢未途氏。(ご本人は不在の模様)

ちなみにホームページを見ると分かるが、柿沢氏の「柿」からブランドカラーとしてオレンジを使用。
なぞの「かきみと君」という柿のキャラクターもホームページにはいる。
Twitterでも、オレンジの自転車にオレンジのスニーカーと、オレンジづくめだ。


公職選挙法では、個人名や個人を表すキャラクターなどの書かれたのぼりの掲示は禁止されている。

そういう意味ではセーフではあろうが、なんともセコい。

FNS歌謡祭オープニングがひどい件

FNS歌謡祭がスタートした。

毎回楽しみにしているパンダだが、放送開始10分もせず落胆してしまった。

 

オープニング、登場したのはMay Jと郷ひろみ

二人のコラボで「Let It Go」を歌い上げる。

 

「Let It 郷」かよと思いつつ、案外早い登場に驚いたのとともに、アナ雪ヒットに媚びず勿体ぶらない姿勢に期待した。

 

そして司会として草彅剛、高島彩加藤綾子が登場。

ここまでは良かったのだが、今回のテーマがさらっと発表された。

 

司会「今回のFNS歌謡祭のテーマは史上最高の音楽祭です」

 

ううーん、なんだかハードル高くしすぎなんでは、、と思っていたら・・・

 

司会「次は舞祭組のみなさんです」

 

パンダ「・・・」

 

舞祭組「てぃーてぃーてぃーてれってブタのケツ!」

 

パンダ「・・・」

 

後半の巻き返しに期待したい・・・

議員定数削減と一票の格差是正の矛盾

衆院選を前に各種の議論を争点に盛り上がる与野党

その中で民主党が「野田氏と公約したのに安倍総理が実現しなかった」と批判する議員定数削減。

 

議員定数削減は必要なのか、という点について議論が浅いのではないかと考えている。

 

議員定数削減を叫ぶ一方で、もう一つ問題になっているのが一票の格差問題。

議員定数削減はこの一票の格差問題と表裏一体であることは本来考えれば分かるはずだが、どうもコスト削減という耳障りの良い言葉だけで議員定数削減を叫んでいる層がいるのではと危惧している。

 

現状の一票の格差というのは、都市部に比べて人口の少ない地方の方が一票の重みがある状態、例えると東京で1万人で1人の国会議員を選んでいるのに対してある地方では2,000人で1人の国会議員を選んでいる状態になっている。

 

しかし、もしこの一票の格差を現状の選挙制度で是正しようとした場合、

・都市部の選挙区の当選人数を増やす

・地方の選挙区の当選人数を減らす

のどちらかになるのだ。

 

前者は議員定数削減からすると真逆を行くことになる。

後者は地方選出の国会議員が少なくなり地方の声が届きにくくなる、という問題を含む。また小規模の政党からの当選者が減る可能性が高い。

 

つまり、ただ議員定数削減すれば良いという問題ではない。

 

これらの解決方法としてはいくつか案も出ているが、選挙制度自体の改革が必ず伴う。

議員定数削減は果たして今必要なのか、それよりも先に一票の格差是正に踏み切るべきではないのか。